年収1000万円

年収1000万円は、多くの日本人の目標であり、憧れだ。

それは何故かと言うと、日本人の平均年収が400万~500万円だからだろう。

幸せは、他人のそれと比較する事で実感をしやすい。

比較的高価な腕時計や、比較的高価な車に幸せを感じているわけで、その時計や車を所有する事自体には、そこまで価値を感じていない事は多い。

恐ろしく高価な時計や車を買う人は多いが、この時計は何年に発明された何とかという技術でどうのこうのだとか、このエンジンはあのレースで使用された何とかだとか、そんな事を言う人は稀だと思う。

そういった比較による幸せの感情で、たくさんの物が売れているし、それによって経済が回っている事も事実なので、そういう何もかもを否定するつもりはないが、個人的にはそういった考え方は非常に浅はかで、人生の豊かさの上限を自分自身で著しく下げてしまっているように思う。

生きることは楽しい。

最高に耳の肥えた職人が作ったギターを弾くことも出来るし、大好きな街の風景をお気に入りのカメラとレンズで写真に収める事も出来る。

自分好みにカスタマイズしたバイクで海沿いを走ったり、お気に入りの革ジャンを着て、オシャレなバーでウィスキーと葉巻を楽しんだりする事も出来る。

それらが、自分の大好きな友人や家族と一緒なら尚良い。但し、ひとりぼっちでもそれはそれで悪くない場合も多いのだが。

とにかく、幸せは何なのかを考える時には、周囲を見渡すのではなく、自分自身とじっくり向き合ってみると良いのではないかなと個人的には思う。

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