人生って何だろう

高校生の頃は、毎日そんな事ばかりを考えていた。

人によっては、そんな事考えてもしょうがないだとか、若さ故の何とか等、そもそも深く考える事が間違いのように言われるが、人間として生まれた以上、いくつになってもじっくりと向き合うべきテーマだと思う。

また、人間の命は、死んだら天国に行くとか、生まれ変われると言った、他の生命体と違う特別な存在だというような考え方もある。

それは、事実がどうであるかはさて置き、少なくとも私は、そういった考え方自体を否定はしない。

なぜなら、世の中には心が繊細で弱い人間が数多く居て、そういった人達にとっては、仮に嘘だとしても、そういった考え方を信じていないと生きていく事すら困難になる場合があるからだ。

要するに「事実をウヤムヤにする」という作業は、意外にも人間の暮らしには必要不可欠なのだ。お酒なんかもその類だと思う。

人間は他の動物と比べて頭が良すぎるから、他の動物とは違うユニークな生活スタイルになるのだと思う。

そういった事を全て取り除いて、もっと「事実」という視点で人生を考えてみると、人間の生涯は、コバエの生涯と比べて何ら変わらないものだと思う。

コバエの寿命は約1~2ヶ月で、確かに人間はその何百倍も生きる事が出来る。

しかしそんな事は、何百億年もの歴史がある宇宙の上ではあまりにも些細な事だ。

私達がシマウマとシマリスの生涯にさほど違いを感じないように、もっと広い視野で考えれば、人間とコバエの生涯もさほど違いは無いはずだ。

その話から、「深く考えてもしょうがない」だとか、「人間だけは生まれ変わる」のような事に話をすり替えたり、事実をウヤムヤにするのではなく、「人間もコバエも同じ」という話をベースに、人生は何なのかを深く掘り下げて考えていきたい。

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