間違っていて良い

世の中は「絶対に正解」と言える事は一つもないと言っても過言では無い。

それでも、世の中には「正論」とされる考え方がある。

正論とは、ある一つを様々な角度から観察した場合、妥当だと思われる考え方だ。

では、世の中の全ての人が、全員この正論を語る世界こそが理想なのかと言うと、むしろそれは破滅的な状況だと思う。

確かに、ある程度年齢を重ねた人達の多くが、この正論と異なる考えを持っているのは問題ではあるけれど、10代のような若い世代が正論とは異なる考えを持っているというのは、社会にとって非常に健康的だと思う。

絶対的な正解が無く、これから世の中がどういう風に動いていくのか誰も分からない状況では、ある程度正論に票が集まりながらも、基本的に内容の良し悪しに関わらず、様々な意見や考え方が溢れている事がとても重要だ。

逆に、それが限りなく正論であっても、一点に意見が集中してしまうのは非常に危ない傾向だ。

とにかく、多種多様な考え方があり、それらがバランス良く世の中に分布していることが最も大切な事だと思う。

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