若者は柔軟だ。
新しい知恵や技術をいとも簡単に習得し、グングンと成長していく。
一方で老人は、これまでに得た知恵や技術でもって問題を解決しようとするから、成長が無い。
「分からない」という心の状況は、人間を成長させる。
分からないから知ろうとするし、学ぼうとする。
逆に、「分かっている」という心の状況では、人間の成長は無い。
分かっているから、これはこうに違いない、そんな決め付けが生まれ、それ以上のアイデアや発見が生まれない。
だからこそ、常に「分からない」という心の状況でいることが重要だ。
常に、あらゆる可能性を捨てず、様々な角度で物事を見るように心がけた方がいい。
そして、その結果出した結論は、常に「仮説」にしておくと良い。
悩みぬいて出した結論も、今現在の精神レベルや経験値で出した仮説でしかなく、真実は死ぬまで分からないままでいい。
人間は、死ぬまで何も分からないままで居たほうがいい。